《自分の死に方探索》お家で死んだら必ず検視による司法解剖になる❓
現役看護師の
うんことDIETと健康に関するブログ
うんこサロン💩にようこそ
【自分が死ぬまでに生活する場所はどこなのか❓】について書き始めたところ
病院は なぜ含まれないのか❓との質問が来ました
来た来た👌😉
それそれ!!
みなさんも病院で亡くなる場合も当たり前にあるでしょ❕と思われたでしょう
国をあげて在宅看取りが推し進められる中でも、やっぱり病院で亡くなる方が多いのが現状です🏥
タイトルは【自分が死ぬまでに生活する場所はどこなのか❓】ということですし
みなさん ご存知でないかもしれませんが、病院は生活する場所ではありません 🐸
あくまで、《病気を治す》《症状を改善する》ところであって、治療や症状改善などのための処置が無い方は退院して頂くということになります
入院治療中以外で、最期を病院で過ごすために入院というのは基本ありません
(ホスピス病院など、ガンの末期などで緩和ケアを行いながら痛み無く最後まで楽に過ごすという目的の医療機関はあります)
ですので 《自分が死ぬまでに生活する場所》には病院を含めないでおきます😉
病院は医療保険適応の方のみの扱いになります(自費診療もある)
医療保険の対象というのは、病気やケガをした時には病院や診療所などの医療機関や調剤薬局などで診察・投薬・治療の他必要な医療サービスです
つまりは病気やケガを治すための医療機関であって、生活するための施設ではないのです
➡①病院で死ぬのと ②おうちで死ぬのは 何がどう違うのか❓
①病院では入院治療している過程で増悪したり、急変したりして命が消失することは普通にあります
しかし、②おうちで死ぬ状況といえば、病気や突然の体の変調による突然死、自然災害などが原因の死、そして事件死です
この二つには大きな違いがあります☝
人が死ぬ場面として一番多いのは ①病院です
その場合は担当医が死亡診断書を作成します
それが交付されれば遺体を引き取り葬式をすることができます
②おうちで亡くなった場合でも、かかりつけの医師の診察を24時間以内に受けており、診察に関連した病気が死因であればその医師による死亡診断書の交付が可能です
さらに、24時間以上経過していても死後に改めてかかりつけの医師が故人の体をチェックし、これまで診察をしてきた病気で亡くなったのだと確認できれば、やはり死亡診断書を作成することができます
総合すると 担当する医師が死亡診断書を書けない場合には検視が必要になります
検視とは❓
病院に入院中であるか、お家でかかりつけ医が死亡診断書を書く場合以外の状況で亡くなった場合は医師が勝手に死亡診断書を交付することはできません
すべて検視が必要なのです
つまり検視とは明らかに病死や自然死だという場合を除いて必要となる、その死に事件性があるかを確認する手続きです 👋
ちなみに、検視を行うのは検視官ですが、検視規則によるとその際には必ず医師の立会いが必要となっています
仮に、自宅で家族の一人が危篤状態になり、かかりつけの医師に連絡がつかない場合は近くの病院か119番に連絡するはずですそして、もし、そのまま亡くなったとすれば、医師の立会いの元で検視官が検視を行い、そのあとで死亡診断書が交付されることになります
検視を行うからといって必ずしも事件性が高いとは限らないのです
たとえば、事件性が薄いと考えられる場合でも災害による死や自殺、事故死などは必ず検視が行われます独居生活による孤独死なども同様です
高齢者が急増し、孤独死も多い昨今
お家での突然死の場合に家族は突然のことに驚き、大変悲しい思いをされます
また親類への連絡や葬儀の手続きなど、しなければならないことに奔走しなければならず、ゆっくり悲しむこともできないのです😢
ただでさえ じっくり悲しむ時間を持てず辛い思いをするのに、事件性が否定できずお身体が検視により司法解剖が行われ葬儀が延期するなどということはあってはならないと思っています
ですので お家で死ぬためには段取りが必要なのです
➡ まとめ
①病院で亡くなった場合には、看護師がお身体を整え(エンジェルケアと言われます)死亡診断書などの書類もいただいての死亡退院となります
勤務している病棟の医師、看護師などがお見送りも致します
葬儀社に連絡し、そのまま葬儀場に行くのか一旦お家に連れて帰るのか…選択してあとは流れるように支度が整っていきます
②おうちで亡くなっているところを発見した場合で、明らかに呼吸しておらず心肺停止の場合には警察に電話連絡します
ほとんどの場合は救急車も要請することになります
また 命が危険な瀬戸際な瞬間には、救急車を要請し救急搬送します
その後 病院で心肺停止となり、亡くなった場合には①病院と同じ流れになります
どちらにしても救急要請して搬送する確率が多いですね
検視と、司法解剖が必要かどうかは警察から連絡があります
自分が死期を迎え、おうちで家族に囲まれてゆっくり死にたいと考える場合には、看取りの段取りが必要であることを念頭においておいてください📝
本日も訪問有難うございました
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